大阪港開港120年を記念して、1987年に第１回が開催されたメルボルン／大阪ダブルハンドヨットレースは、企画の大阪市が海事思想の普及を目的に4年ごとに開催するもので、1999年のレースは第4回となります。大阪市がこのような国際的な海洋イベントを初めて開催したのは、1983年の「大阪世界帆船まつり」です。アジアで初めて、7カ国1地域から10隻の帆船が参加して大阪湾をパレード、その後大阪港に停泊して一般公開などで一般市民が帆船に触れる機会を提供しました。帆船まつり終了後、国際的な海洋イベントで、しかも継続性のあるものを開催すべく、日本外洋帆走協会の協力を得てヨットレースの検討を始めました。大阪市の姉妹都市・港の１つであるメルボルンの協力のもと、世界初の無寄港二人乗り（ダブルハンド）の太平洋縦断レースが実現しました。